前半は聖武天皇。
東大寺の大仏って
我が家のあたりでは小学校か中学校の遠足で必ず行くところ。
私も写生したような記憶があります。
国分寺と東大寺がこんな迷走の末にできたものだったとは・・・・
この小説の聖武天皇を見ていて思ったんだけど、
「怖じれば逃げる」タイプが最後に逃げ込むのって宗教なのかなあ。
そんでそこでも逃げたくなる何かにぶつかって逃げ場所がなくなってますますその宗教にしがみつく、みたいな。
後半、孝謙天皇は昔のまんがに出てくる頭の固い教頭先生みたいな人として登場。とんがった眼鏡とかひっつめとか似合いそうだ。
そして影が薄いのも同じ。
ストーリーは藤原仲麻呂と橘奈良麻呂が中心。
性格も境遇もついでに名前もよく似た2人の攻防。
奈良麻呂は生まれるのが遅かった=スタートで出遅れたのが痛かったのかもしれんと思う。
しかし仲麻呂の運のよさは並大抵じゃないな。
次巻、仲麻呂に足払いをかけるような人は出てくるのか?
わくわく。
(10.02.13)
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図書館
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2010年2月1日
- 読了日 : 2010年2月13日
- 本棚登録日 : 2010年2月13日
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