ロボットと帝国 上 (ハヤカワ文庫 SF ア 1-35)

  • 早川書房 (1998年12月1日発売)
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感想 : 19

ダニールとジスカルドの対話、ファウンデーションにもつながるロボットの葛藤と成長の巻。優しいダニールと思慮深いジスカルドがいたら、複雑怪奇な人間との関係が希薄になっていくのもわかるなあ。

長く退屈な人生についてのグレディアのスピーチが一つの山場だった。
「―また、相手が死んだとき、残ったものはその寂しさに何百年も耐えていけるだろうか。したがって彼らは学んだ、他人に愛情をもつのはやめて、はなれること、自分を他から隔絶することを。」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文学
感想投稿日 : 2023年6月10日
読了日 : 2023年6月10日
本棚登録日 : 2023年6月10日

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