前巻「幻惑の死と使途」と同時に発生した事件の話。だからこちらは偶数章だけ。
読後感は東野圭吾の「白夜行」的気持ち話の種類は全然異なるけど。感情も色の種類のようにたくさんの語彙があればいいのにな。
「それにしても、著者を含め日本のミステリィ作家は大変だ。日本人気質とでもいうのか、物語を楽しもうという姿勢で本と向かい合うのではなく、見破ってやろうという姿勢だから。」
犯人さがしをしながら読んだら、この本は疲れるかもしれないな。
事件に巻き込まれてただ傍観しているだけでいると、文体にスピードがあるからぐんぐん読める。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
文学
- 感想投稿日 : 2021年3月17日
- 読了日 : 2021年3月17日
- 本棚登録日 : 2021年3月17日
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