シリーズ第八弾。
今回、とんだとばっちりを受けた太市とお智さん。寅次の“考えなし”の行動のせいなのですが、それで済まされるものではないですよね。“いや、犯罪でしょ!”って感じです。
充分悔いてはいるようなので、今後、ニキのご隠居の元でこき使われながら償って頂きたいですね。
そして、寅次の暴挙の元となった、白い鴉と“千里眼“をかたる妖しい少年と、拾楽は対峙することになります。
白い鴉・焔に目を付けられないように、ぼんくら猫のフリをしつつ、いざとなったら頼れる強さを見せてくれたサバもさることながら、今回はさくらの成長に目を見張りました。“お転婆娘(猫)”もなかなかやるもんですね。
因みに、“このシリーズに登場するワンコが可愛い件”ですが、本書・其の三「縁を結んだ犬」に出てきた“くろ”も、さくらがドン引きする程の異常に懐っこい犬で、愛い奴でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2020年読了分
- 感想投稿日 : 2020年10月5日
- 読了日 : 2020年10月5日
- 本棚登録日 : 2020年10月5日
みんなの感想をみる