大好きなほむらさん。
でも、エッセイしか読んだことなくて。どの媒体にも、当然ながら職業欄にまっさきにくるのは“歌人”なのに、歌集を読まずして果たしてほむらさん好きとか口にしていいのか?いいのか?というわけで。
歌集もエッセイも根底にあるのは同じ。やっぱりほむらさんだった。多くの人が見えていない小さな出来事を、キラキラした少年の目で拾い集めて、巧みに表現する。左手首がないマネキンも、黒鍵についた指紋も、看護婦とグレートデンのくちづけも、<降りますランプ>も、わたしの目の前ではただただ飛び散っていくだけの小さな日常のかけらだ。
歌集自体を初めて手に取ったけれど、1つの歌で想像力をいくらでも膨らませられる。なんかたのしかったな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歌集
- 感想投稿日 : 2016年11月30日
- 読了日 : 2016年11月30日
- 本棚登録日 : 2016年11月30日
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