記念すべき、100冊目の登録。
伊坂さんの作品は、どれもこれも教訓にあふれている。得体の知れないキャラが取る不可解な行動には、必ず筋の通った信念がある。
裏家業コンビ、溝口と岡田。
「相手が辛そうにしてるのを見るのって、あんまり楽しくない」という理由で、足を洗おうとする岡田。
「人をだますには真実とか事実ではなく、真実っぽさが重要」だとの岡田の信念に基づき、ボスである毒島をだまして、岡田のかたきをとろうとする溝口。
全五章からなる作品のうち、前の四章で取られる彼らの行動や発言が、すべてラストの章の伏線になっている。見事としか言いようがない。
飛んでも八分、歩いて十分、メールは一瞬。だとしても飛べるなら飛ぶべきか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
伊坂幸太郎
- 感想投稿日 : 2013年3月6日
- 読了日 : 2013年2月13日
- 本棚登録日 : 2013年3月6日
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コメント 2件
bandit250fさんのコメント
2013/05/27
HNGSKさんのコメント
2013/05/27