東京島

著者 :
  • 新潮社 (2008年5月1日発売)
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本棚登録 : 2123
感想 : 449
3

 これはまた・・・えぐい。ぐろい。こわい。
 無人島に漂着した31人の男と1人の女。食欲と性欲と感情むき出しの6年間。怖いよう・・・食べ物はネズミとかヘビとかイモリとかだし、蚊やダニや湿気にやられまくりだし、服もボロボロ、髪も髭も伸び放題の生活。怖いよう・・・
 その中でのトウキョウこと日本人と、ホンコンこと中国人の確執、女である清子をめぐる争い、とにかくどれもこれも、ぐろかった。
 
 ただ、続きが気になったのも事実。これ、どうなるのーどうなるのーっ、て久しぶりに夜更かしして、がーっと読んでしまった。勇気出して、最後まで読めてよかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 桐野夏生
感想投稿日 : 2012年8月21日
読了日 : 2012年8月15日
本棚登録日 : 2012年8月15日

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