普通の男 (クリスタル文庫 75)

著者 :
  • 光風社出版 (2003年10月1日発売)
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コンビニでかうおにぎりは赤飯に決めている。それが花島光也のマイ・ルールだ。”その日も何の迷いもなく赤飯を買うはずだったのだが、残り一つの赤飯に手を伸ばしたのは二人……それを譲ってくれたのは偶然にも再就職した出版社の営業・的場だったのだ。あのときの親切な印象はどこへやら、何かと光也に対して厳しい態度を取るが、厳しさから覗かせる温かさに次第と懐く光也。光也の見ていて気持ちよい仕事ぶりと、時たま見せる見た目のとのギャップに目が離せなくなる的場。二人が『普通』に疑問を持ってしまった時……「普通って、なんですか?!」

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 小説:あ行
感想投稿日 : 2007年9月1日
本棚登録日 : 2007年9月1日

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