自分が変わるための15の成長戦略: 人は何のために生きるのか、働くのか (単行本)

  • 三笠書房 (2013年9月4日発売)
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人はなぜ生きるのか、働くのか?
→人は自分を磨くために働く。
世のため、人のために働く。
つまり、成長するため、何かに貢献するために働くということだ。

本書のテーマ「成長戦略」は、15。

1.計画を立てる
用意周到に計画を立てることは、時間を有意義に使ってより大きく成長するための基本。
「自分の成長計画はあるか」
成長の出発点は、次の質問に答えること。
●あなたの人生の目的地はどこか?
●どの方向に進みたいのか?
●どれだけ遠くまで行けるのか?

自分の道は自分で切り開き、成長のチャンスを自らの手でつかみ取らなければならない。それがあなたの人生を決定する。

2.意識を高める
目的地と現在地を明確にする。

●今やっていることが好きか
●自分のやりたいことは何か
●夢を実現するだけの実力はあるか
●動機は何か
●やりたいことをするために何をすべきかわかっているか
●先を歩む人はいるか
その人から学べ。
●素直さはあるか
学ぶ姿勢持ってるか、
メンターいるか、
課題設定できてるか、
学んだことを実行する
学んだことを人に説明する
●犠牲を払う覚悟はあるか
●いつ始めるのか
●やりたいことをやるとはどういうことなのか知っているか
どれだけ大変か知っているか?

「人生には大切な日が二つある。自分が生まれた日と、自分がこの世に生まれてきた理由を見つけた日。」

3.自尊心を育てる
成長できない理由のひとつが「自己評価の低さ」
●心のつぶやき 前向きに
●他人と比べない
●自分のリミッターを外す
●他人の価値を認める
自尊心の低い人は、自分が取るに足りない人間だと感じやすく、被害者意識が強い。やたらと自意識過剰になり、自己防衛本能が強く、自分勝手になりやすい。そうしなければ生きていけないと思っているからだ。
●困難でも正しいことをする
●毎日ひとつ、自分で決めたことを実行する
自尊心が持てるかどうかは、毎日の前向きな習慣や行動、判断にかかっている。
●小さな勝利を祝う
●明るい未来を思い描く
●前向きな言葉で自分を規定する
●自分の人生に責任を持つ
自分なりの人生計画や目標がないと、別の人の人生に取り込まれてしまう。

4.じっくりと内省する
●内省によって経験が、見識に変わる
●孤独時間の中で自分の核を醸成する
●自分に問いかける
「大切な場面で取る行動に、その人の人格が表れる。そして今の自分は、去年の自己鍛錬の結果である。」

5.何があっても継続する
できない理由を探すな。
何をどのように向上させるのか
なぜ向上したいのか を意識する。

6.環境を変える
自分の力で変えられること →「問題や課題」
自分の力では変えられないこと→「宿命」

「知恵のある者と共に歩む者は知恵を得る。愚か者の友となる者は損失をこうむる」(ソロモン王)

「昨日は過ぎ去った。明日はまだ来ていない。私たちにあるのは今日だけ。では始めましょう」(マザーテレサ)

7.用意周到に戦略を練る
キャリア設計の前に人生設計を立てる。
「もっと早い時期に目標を立てるべき。人生は予行演習ではない。現実なのだ。」(ある重役の話)
成果が倍増する仕組みをつくる。
1.本を読む。聞く。
2.名言、記事を切り抜く。
3.創造的な能力を発揮するための工夫(iphoneの活用など)
4.アイデアノートの作成、活用
5.スケジュール作成のやり方を決めて実行

8.逆境に学ぶ

9.人格を磨く
リーダーに求められる資質「正直さ・公正さ」
「リーダーシップを発揮できないのは、99%、リーダーの人格に問題がある場合だ」(ノーマン・シュワルツコフ)

●自分が他人に望むことを実践せよ。
●「人のために尽くす」
●「水を飲むとき、井戸を掘った人を忘れるな」(中国の諺)
●「感謝の気持ち、謙虚さこそ、あらゆる徳の確かな基礎」(孔子)
●自分が変わると、他人も変わる

10.背伸びをする
自分が向上することでチームに貢献できる。成功する人は他人が必要としている変化を、率先して起こす。

理想を追い求める努力、より高く、より遠くへ到達しようとする絶え間ない努力、それらが人間らしさと人格を発展させる。

11.思い切って手放す
次のレベルに進むためには、大切なものを手放すことも必要。

自分を消耗させない。
そのために
・賢く働くため仕事を人に任せる
・うまく出来ることをやり、他はやらない
・スケジュールは自分で決める
・好きなことをやれば、エネルギーが湧く
・気の合う人と一緒に働く

12.好奇心を忘れない

13.手本を見つける
「成長するにつれ、私は人の発言にはあまり注目しなくなった。ただその人の行動だけを見ている」(アンドリュー・カーネギー)

14.可能性を拡大し続ける
仕事の質を重視する。何が効果的かを考える。
・何をやらなければならないか。
・最も大きな成果が期待出来るのは何か。
・最も大きな恩恵が得られるのは何か。

できない理由ではなく、どうすればできるかと考える。
方法は無数にあると考える。


15.貢献する
人の役に立つ人間。
「私は死んだとき<彼は金持ちだった>と言われるより、<人の役に立つ人だった>と言われたい」(ベンジャミン・フランクリン)

信頼と人望が集まる7つの行動規範
①感謝の心を持ち続ける
②自分の利益は後回し
③物欲に支配されない
④損得勘定で人と付き合わない
⑤種まきに力を入れ、忍耐強く待つ
⑥自己実現よりも自己開発に重点をおく
⑦負けないための戦いはするな

人生の最高の生き方は、「他の人に尽くすこと」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2014年4月13日
読了日 : 2014年4月15日
本棚登録日 : 2013年9月25日

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