昔ドラマ化された時に絶対に原作を読もうっと思ったのに
何年越しかでやっと購入。
特に理由なく何年もたってしまったけど、やっぱり買ってよかったっ。
柳沢教授の目を通して見る世界のあったかさがたまらない。
本人は至ってまじめに真っ当に生きているだけだけど
周りの人は振り回されて大変だろうなぁ…とは思うけれど、
柳沢教授の根底にはあったかい気持ちがあるので
ぶんぶん振り回されながらも結局は癒されてしまう[*Ü*]
公共の問題以外個人のことには立ち入らない主義で
夜の9時にはどこにいようとも床についてしまう。
誰かのコトバに真剣に心も耳も傾けてくれる。
でも、夜9時になると問題の只中でも就寝することは曲がらない[笑]
たまたまだけど、柳沢教授の前に読んだ群ようこさんの小説が
昭和60年が背景のエッセイだったりで、ほとんど時代背景が
変わらない柳沢教授のお話は相変わらず昭和に
タイムトリップしたままの世界が続いているのもなんだか楽しい。
大好きな京極堂シリーズのように、柳沢教授の青春時代は
カストリ時代というお話があったりしたのも
大好きな世界が柳沢教授の中にも息づいていてうれしかったり。
4月の桜だけでなく、5月はつるばら、6月はあじさい、7月はハナミズキ
8月はひまわり。毎月花見は開催できるって当たり前たけど
そんなステキなことを改めて思わせてもらったり。
つるばらいいなぁ[*Ü*]♡
幽霊とも真っ向勝負できちんと向き合う教授。
見えたものは受け入れる。変わった人ではあるけれど、
そんな柔軟性を持っているところも大好き。
遅れながらも柳沢教授の世界と出逢えてよかった。
泣いたり笑ったり、ステキな時間が過ごせました。
- 感想投稿日 : 2013年2月12日
- 読了日 : 2013年2月12日
- 本棚登録日 : 2013年2月12日
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