美しくて淡くて清清しい、少年のある夜の冒険譚。
現実の世界とは異なるたゆたうような世界に迷い込んだアリスと
現実の世界でとまどう蜜蜂。
金木犀が淡く香る群青天鵞絨の天幕の空に細かく砕いた貝殻
を散りばめて作った星を縫いつける。
初めてこの本を読んだ日から20年ぐらいたっていることにびっくり。
改めて読みたくて、文庫で買い直しして読んでみると、
あの頃とはまた違う面が見えて改めて大好きだなぁと。
夢と現実のあわいでいない相手のことを想い、お互いに自分を見つめ
そっと自分の欠点に気づいていくところもいいなぁ。
改造版も購入したので、どんな違いがあるのか楽しみ♡
読書状況:読み終わった
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■ 長野まゆみ
- 感想投稿日 : 2012年11月14日
- 読了日 : 2012年11月14日
- 本棚登録日 : 2012年11月14日
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コメント 1件
kuroayameさんのコメント
2012/11/14