この世にたやすい仕事はない

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2015年10月1日発売)
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本棚登録 : 1995
感想 : 295
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津村記久子=お仕事小説得意な作家さん、というイメージ。
そんな津村さんの最新刊はお仕事ファンタジー小説!
面白くないわけがないじゃないですか。
初めのみはりの仕事からつかみバッチリ。作家の自宅にとりつけた隠しカメラの映像を一日分ずっと見つづけて不審なところがないか見張り続ける仕事なのだが、寝てるとき以外は早送りしてはならない。仕事に慣れたら2日分を一気に監視することが可能。目的は当事者も気づいていないマル秘なブツが隠されていることがわかっているのでそれを発見すること。気がおかしくなる仕事を実にコミカルに描いている。
それと好きだったのはおかき袋の仕事。

津村さんご本人がこんな仕事あったらなーと思いながら書いたそうです。どんな仕事でも、楽そうに見えてもたやすくはないのだなと。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 津村 記久子
感想投稿日 : 2015年11月10日
読了日 : 2015年11月10日
本棚登録日 : 2015年9月28日

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