排他的な狭い町の七人の物語。
古くから住む一族が偉く、人の家のことに興味津々で根掘り葉掘り。
住む世界が狭すぎて想像力が乏しくデリカシーのない人達が、無遠慮に人を傷付ける。
なんだか今、私が住んでいる土地にまあまあ似ている。
この、オオサンショウウオめっ‼︎
と、わなわなする事もたまにあったけど、コロナの影響でそんなことも二、三年忘れていた。
(注・オオサンショウウオさん達への悪口ではありません)
そんな息が詰まるような世界で踠きながら頑張って生きている人達、みんな色々あるよね…
人からは簡単に好き勝手に言われちゃうけど、その人にはその人の物語がある。
何にこだわって誰を想うのか、合わせたくない人達とどこから距離をとるのか。
そんな自分に合わない人にも、その人の物語がある…
読んで良かった。
読み終わる時には、登場人物ほぼ全員を応援したい気持ちになっていた。
そして、本書の表紙のように砂浜を散歩してみたい。
一章のなかに、とても簡単な柚子シロップの作り方が出てくる。
一晩で作れる柚子シロップは初めて知りました、これは作ってみたいʕ•ᴥ•ʔ
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年11月19日
- 読了日 : 2022年11月19日
- 本棚登録日 : 2022年11月19日
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コメント 1件
あゆみりんさんのコメント
2022/11/19