上越国境を縦走する女性4人と男性リーダーのパーティーが遭難死に至る経緯をとらえ、極限状況における女性の虚栄心、嫉妬心などを克明に心理描写した「先導者」。南アルプスを背景に女性をめぐる二人の若者の争いを描く「赤い雪崩」。ヨーロッパ・アルプスの悲運のガイドを描く「嘆きの氷河」など、山でおこる人間ドラマと自然の厳しさを雄渾な文体で綴る全8編を収録する。
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新田次郎
- 感想投稿日 : 2011年11月22日
- 本棚登録日 : 2011年11月22日
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