一億三千万人のための 小説教室 (岩波新書 新赤版 786)

著者 :
  • 岩波書店 (2002年6月20日発売)
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  今までネットでシロートさんが書いている「小説の書き方入門」サイトはいくつか覗いてきました。
でも、こうやってプロの作家が書いてる本は初めてです。
夫から何冊か紹介してもらったうちの一冊。
早稲田の文芸で授業をしていた三田誠広さんの本と迷ったけど、まずはこちらから。

小説の書き方というより、言葉が持つ力を紹介してるような本でした。
テクニックの指導を期待してたけど、ちょっと違ったみたい。

でも、印象的だったことがあります。
それは
「好きな作家の真似をしろ」
というもの。
その人の作品を読んで読んで、次は真似をして書く。
それを続けていると、いつかその人(好きな作家)の視点で物を見たり考えたりできるようになる。
そうすると、作家の真似ごとだったのが、自分の言葉になる、というもの。

小説じゃなくて、音楽でも絵でも応用できそうですね。
今までこの手のことはよく言われてきていたけど、改めて読んでみると深い言葉だなと思ったので書いておきます。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: その他
感想投稿日 : 2009年9月7日
本棚登録日 : 2009年9月7日

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