検察側の罪人

著者 :
  • 文藝春秋 (2013年9月11日発売)
3.73
  • (118)
  • (264)
  • (218)
  • (27)
  • (6)
本棚登録 : 1512
感想 : 249
3

前半、最上がどんどん冷静さを欠いていきついには殺人まで犯してしまうことに全く共感できずもどかしく離脱しそうになってた。
後半から、その罪が徐々に明らかになっていく流れは躍動感あってはまって読んだ。

この事件においては最上は間違いなく悪だし裁かれるべきだけど、なんとも釈然としないラスト・・
沖野にとっても最上にとっても、正義とは、守りたいものはなんだったのか・・
現実には、法律だけでは捌ききれない色んな感情がある・・

読書状況:読みたい 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年7月9日
本棚登録日 : 2017年5月4日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする