東日本大地震、並びに福島第一原発事故後の停滞感漂う日本に現れたカリスマ的総理大臣である宮藤隼人、その総理を官邸スタッフとして支える白石、総理の闇に迫る記者神林、それぞれの視点から物語が展開していきます
宮藤総理は、あえて原発を日本経済復興のシンボルとして掲げ邁進し、巧みな演説で国民の心を掴んでいきます。しかし、成果を出したい焦りから、独裁色を濃くしていきながら、よろしくない方向に…
官邸スタッフの助言も聞かなくたり、まさにプーチンが頭に浮かびました
日本でも独裁者が現れないとは限らないですよ、と思わせるような内容で考えさせられました
官邸内部や外交、官僚との攻防はなかなかイメージありませんでしたが、リアルで面白かったです
新聞記者のネタ取り、裏取りの過酷さ、ジャーナリズムの大切さ、重要さも身に染みました。
現状のウクライナ侵攻において、プーチンが必死にロシア国内の報道規制を張る行動も頷けました。
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- 感想投稿日 : 2022年3月24日
- 読了日 : 2022年3月24日
- 本棚登録日 : 2021年11月25日
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