副題通りの本。様々な種類の悪意ある人が、特徴や行動、その人たちの心の葛藤とともに紹介されている。
人生が悪化し始めたら人間関係が悪くなっている場合があるという言葉を他書で見て、参考に。現在の自分の周りにこのような人はいないか、その人たちと今後どうすべきかを考えるのに役立つと思う。また、自分がこのようなタイプの人間に当てはまっていないか、このような人と同じ心の葛藤がないかを確認し、自分を変えるために使う方法も良いと思う。
人間関係に困った時や、うまくいかないなと思った時、自分の人間性を確認したい時におすすめしたい。
不快感情を相手に持たせることによって自分の思い通りの結果を相手に求める。また自分が否定される答えを相手から引き出す事で自分を守っている。喧嘩別ればかりするカップルの例えが一番わかりやすかった。別れたくないのに試す事ばかり言い、喧嘩し、別れず、それを繰り返す。しかし試す方が悪いのではなく試されて付き合う方もなんらかの心の歪みを持っているという事は驚き。
自己肯定感が低いので自分を否定する人に近づき、自分を傷つける事で自分を正当化または守っている。お金がない人がお金のある性格の悪い人と一緒にいて「お金のない人は」と馬鹿にする。自分に自信がないので内心と逆のことをしてしまい、自分を傷つけ守っている。
自分に自信がない人は、一緒にいてその部分を刺激されない人といるべき。本当の自信ある人と付き合うこと。虚勢を張っている人と見分けがつかないこともあるが、虚勢の人とは付き合わないこと。
好きより大切にしたいが成熟した考え方。
依存心があると現実を歪めて解釈する。周囲が嫌っている(いなくなって欲しい)と思っていることに気づき、自分も嫌われていると気づきたくないと思っていることを知ること。そして自分を軽んじて嘲笑っている奴らから離れること。奴らは自分の欲求を満たしたいだけ。一度の人生を無駄にしてはいけない。
性格が良い人は、素直な人である。捻くれていない人である。強い劣等感がない人である。そんな人はたくさんいる。
なぜ人は愛してくれる人からは簡単に離れられるのに、愛してくれない人には異常なほど執着してしまうのだろうか。
- 感想投稿日 : 2021年3月24日
- 読了日 : 2021年3月24日
- 本棚登録日 : 2021年1月8日
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