コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版

  • 日経BP (2019年10月24日発売)
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本棚登録 : 1794
感想 : 101
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示唆深い本でした。イノベーションがいかに生まれ、抵抗する既存勢力と向き合い、政府や顧客の支持を取り付けてルールをつくり、新しい市場を切り拓いていくのかの様々なエッセンスが詰まったとても読み応えのある内容ですね。

コンテナというシンプルに思えるものが、グローバリゼーションを一気に加速させて産業史、我々の生活を大きく変えたことがとてもわかりやすく、データも交えて示されています。

この本の主人公といえるマルコム・マクリーンの人間模様を描いたドラマとして充分楽しめます。日本の高度経済成長もコンテナのグローバル化に寄与し、さらに日本の成長にもドライブがかかったという相乗効果もよくわかる。

構成もよかったなあ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2024年3月2日
読了日 : 2024年2月12日
本棚登録日 : 2024年2月12日

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