小説 この世界の片隅に (双葉文庫)

  • 双葉社 (2016年10月13日発売)
3.83
  • (28)
  • (39)
  • (26)
  • (5)
  • (3)
本棚登録 : 502
感想 : 40

呉から見た原爆。おっとりしてちょっとおっちょこちょいで絵を描く事が得意な「すずさん」。呉にある家に嫁ぐことになり、ボケをかましながらも暮らしていく。ワンシーン毎は短く軽いタッチで進んでいくが戦時中の「生活や暮らし」というものがすずさんの目を通してリアルに伝わってくる感じ。アニメ映画にはなかったシーンもあり作品の深みも増して満足。内容知ってても最後らへんは泣いてしまうね…。人類はどこに向かうんだろうね…人と戦ったり、ウィルスと戦ったり、病と戦ったり、社会問題と戦ったり…戦いの連続。どう生きても何かしらの問題は浮上してくるよね。生きるって大変よ…。そんな中で自分はどう生きるか見直すいいきっかけになる作品かと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年2月9日
読了日 : 2021年2月9日
本棚登録日 : 2021年2月9日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする