抽象芸術史とその解説、分析。美術作品、作家の思想に重点を置き岸田劉生や熊谷守一のような日本の作家を含む芸術に対する詳細かつ多角的な見方を展開している。唯、私が浅学のためか、やや理解できない箇所も散見された。美術、芸術思想、そして若干の自然科学あるいは社会学的素養が無ければ少々読みにくいと感じる。一方で最後の具体の批評は論理そのものとして完結しているので本論等に比してわかりやすく、展開として面白かったと思う。
読書状況:読み終わった
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未読の小説等
- 感想投稿日 : 2021年8月3日
- 読了日 : 2021年8月3日
- 本棚登録日 : 2020年12月2日
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