シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と緋の争乱 (角川ビーンズ文庫)
- KADOKAWA/角川書店 (2014年4月26日発売)
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感想 : 22件
ついに最終巻まであと一冊。今回はせっかく手に入れた最初の銀砂糖は幼い妖精王エリルに持ち去られるし、ラファルはこれから平和協定結ぼうとしてるのに人を殺すし、コレット公爵はそれを楯に妖精との契約予定は破棄して危険分子妖精王達を滅ぼそうと仕掛けてくるし、絶対絶命。
銀砂糖子爵がすべての銀砂糖を使って幸運を招こうとした造形が何だろう?と想像しながら読んだけど、その物が解ったときに、感動を覚えました。なるほどねー。
これだけ長いシリーズだとダレることも多いけど、問題おこって数冊で一度解決していくスタイルと、全体を通して社会的構造を根底に含んだ話の流れが飽きずに読ませてくれた。社会的に虐げられた種族(妖精)が人間と同じように生きるようになるために必要なこと。それは戦いでは無理で、じゃあどうする?という問題、深いです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ラノベ
- 感想投稿日 : 2023年2月23日
- 読了日 : 2023年2月23日
- 本棚登録日 : 2023年2月23日
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