金原瑞人YAセレクション みじかい眠りにつく前に 2 昼下がりに読みたい10の話 (ピュアフル文庫 ん 1-12)

  • ジャイブ (2009年3月10日発売)
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本棚登録 : 229
感想 : 30
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川島誠「愛生園」すごく好きな作品だけど、小学校図書館にはダメな描写あり。残念。昼下がりに読みたいタイトル通り緩い不思議な雰囲気の話が多かった。

あさのあつこ「真菜の来たなつ」ぼくと真菜の話かと思いきや、あれ?こんなイベント?なんか消化不良。
芦原すなお「雨坊主」抜き出しのようで、悪くないけど、つかみ所のないお話しだった。
石井睦美「きみに連帯のメールを」みんなやっぱりママ好きだし、愛されたいよね。好きな話。
大島真寿美「げた箱は魔法のクスリ」登場人物の名前がカタカナなのが現実感薄れさせる面白い空気出してた。
加納朋子「白いタンポポ」ななつのこから。読んでいたから、新鮮味なく、残念。
川島誠「愛生園」三人の感情で表現され、最後が激烈。面白かった。他の小説も読んでみようと思った。
松村栄子「窓」ラストの鋭利な物が割れたような感じが良。
森絵都「フェスティバル」ノストラダムス思い出した。テンポよく面白い短編だった。
山尾悠子「月蝕」不思議な終わらせ方だけど、後書きで1976年のと知ってその斬新さに驚き。
檀一雄「花かたみ」こういう小説読めるのが短編集の醍醐味。登場人物の格好良い基準がどうしても入りこめなかったので残念。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書室 ティーン
感想投稿日 : 2020年11月25日
読了日 : 2020年11月25日
本棚登録日 : 2020年11月25日

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