生きている間、不幸な出来事は不意に起きる。
それはもうどうしようもないことだ。
ベリー家が、家族の誰かを失ったり大切なものを奪われたりした後、悲しみは漂う、という表現がよくされる。それは一家が、悲しみは一人で抱え込むものじゃないと考えているからだ。悲しみは、家族みんなで共有するもの。だから悲しみは漂うけれども、ただひとりで悲しみに暮れる人はいない。
一家が過激派のテロに巻き込まれるシーンと、演劇のようなダヴへの復讐シーンは見どころ。
作中であっさり人が死ぬので、気に入った人物が犠牲者になる可能性大。
わたしもベリー家と悲しみを共有した。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年8月18日
- 読了日 : 2021年8月18日
- 本棚登録日 : 2013年10月11日
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