大人のための偉人伝の続編。前編は日本でよく知られている偉人を取り上げていましたが、この本では著者が尊敬する9人の人物が取り上げられています。
最初に紹介されているヘンリー・デイヴィッド・ソローの散歩と読書と著作に没頭できる自由でわがままな生き方には、とても憧れます。彼は、「私は強制されるために生まれてきたのではない。私は自分自身の流儀で息をするつもりである。」「もし私もたいていの人々のように、午前も午後も社会に売るというようなことになれば、人生は私にとってもはや何の生き甲斐も無いものとなるに違いない」と言っています。でももし彼のような生活を実践した場合、現代の日本社会においては、不自由な生活に陥ることは間違いないと思います。わがままが許されるような自然の多い環境と強い意志の強さが無いと彼のような生き方を実践するのは難しいかもしれません。とりあえずできることは、彼の考え方を参考にしながら、自分の人生と将来を考えることくらいかなと思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
伝記
- 感想投稿日 : 2019年12月15日
- 読了日 : 1999年10月30日
- 本棚登録日 : 2019年10月22日
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