長年会社勤めをしていると、必ずやってくるのは定年。自分自身も数年後には定年を迎えるので、その後の生活に興味があって読んでみた。
定年後の生活には「きょうよう」と「きょういく」が必要らしい。「きょうよう」は、一般的な教養ではなく、「今日の用事」のこと。同じく「きょういく」とは教育ではなく「今日行くところ」のこと。要は持て余す時間をいかに使うかに皆苦労しているらしい。
現役時代は、会社を辞めると自由な時間があり、週末の休みの延長のように思われるが実態は違っているようだ。会社生活で染みついた出社・仕事・帰宅のサイクルが無いと、落ち着かないのだろう。
この本では、他にも現役世代には判らない色々な事例を取り上げていて興味深かった。自分も数年後の生活を今からシミュレーションしているが、おそらく決まった日課が必要になる。日課を決めて実行し、1日の終わりに日記を書いて、毎日を振り返るような生活が良いと思う。人生は、PDCA(Plan-Do-Check-Action)なのだ。と、頭では解っているけれど、それを続けられるかが問題だ。チェックしてくれるパートナーの管理が必要かも。(会社辞めても管理されるのが、ちと辛いが)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2019年11月10日
- 読了日 : 2018年12月28日
- 本棚登録日 : 2019年1月5日
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