昭和の少年たちを生き生きと描く。
子どもでも男のプライドにこだわり、ケンカと冒険に明け暮れる少年たちは微笑ましい。
松井君と白い手のエピソードが柔らかさを与えている。語り手の少年が椎名誠のように思えるが、松井君もまた椎名誠なのだろう。
昭和の子どもたちのきらめきが目に見える良作。
でもLGBTの人たちは本当に生き辛かっただろうなと思った。子どもですらこの男女差。自然や冒険が減ってしまったのは残念だけど、多様な生き方ができる今の方がやっぱりいいように思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年7月29日
- 読了日 : 2018年7月29日
- 本棚登録日 : 2018年7月29日
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