白い手 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (1992年6月19日発売)
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本棚登録 : 426
感想 : 29
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昭和の少年たちを生き生きと描く。
子どもでも男のプライドにこだわり、ケンカと冒険に明け暮れる少年たちは微笑ましい。
松井君と白い手のエピソードが柔らかさを与えている。語り手の少年が椎名誠のように思えるが、松井君もまた椎名誠なのだろう。
昭和の子どもたちのきらめきが目に見える良作。
でもLGBTの人たちは本当に生き辛かっただろうなと思った。子どもですらこの男女差。自然や冒険が減ってしまったのは残念だけど、多様な生き方ができる今の方がやっぱりいいように思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年7月29日
読了日 : 2018年7月29日
本棚登録日 : 2018年7月29日

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