9人の作家がリレー方式でお題を出し合うアンソロジー。
殊能将之、貫井徳郎位しか読んだことないけれど、気になったので読んでみた。
1くしゅん(北村薫)
猫のはなし。
ミステリでもないな。
2迷い猫(法月倫太郎)
猫と飼い主の入れ替えばや物語
3キラキラコウモリ(殊能将之)
自殺幇助請負人
4ブラックジョーク(鳥飼否宇)
ここらになってくるとお題以外にも登場人物までザッピングするようになってくる。
芸人がコンビを失って、返り咲く話。
世にも奇妙な話ちっく。
5バッド・テイスト(麻耶雄嵩)
相方を殺してしまった芸人の話。
意外な結末は面白かった。
他の作品も読んでみたい。
6依存のお茶会(竹本健治)
依存の関係が、どういうものか。
依存といっても一方的に見えて、裏では歪んだ共依存だったりするという話。
狂ったお茶会(マッドティーパーティー)は、一つの面だけ見ていればつまらない話が、実は色々な思惑が錯綜して面白かった。
7帳尻(貫井徳郎)
先の話の方が貫井徳郎プリズムらしかったが、この話も面白い。
「禍福はあざなえる縄のごとし」を引用した、幸不幸のスパイラルでどんでん返しが待っている
と思ったが思ったよりストレートだった。
帳尻あってる...のか?
8母ちゃん、おれだよ、おれおれ 歌野晶午
おれおれ詐欺の狂言というか、詐欺は詐欺と認識しなければいいってことか。
9さくら日和 辻村深月
さくら日和。
そっちのサクラか。
はじまりへの繋がりもいい。
ミステリ色が強いわけでもなかったけれど面白かった。
- 感想投稿日 : 2015年4月19日
- 読了日 : 2015年4月19日
- 本棚登録日 : 2015年4月16日
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