キャリアウーマンが、仕事を辞めて、亡くなったお母さんが残した食堂をリニューアルして、パンとスープのお店を始めるストーリーの3作目。
このシリーズは最高は、大きな事件が起こるわけではないけど、登場人物に共感したり、自分が同じ状況になったらどうするかな、ということを自然と考えてしまいます。それは、誰にでも(もちろん自分にも)起こり得る、日常的な出来事を丁寧に描いているから。
シリーズ3作目のこの本で心に残ったのは、登場人物の一人「しまちゃん」が、お店のお客さんから言われた一言が嬉しくて、「口から出す言葉のひとつひとつはとても大事」と気づいて、自分の言葉遣いを改めるところ。結果として、彼女には良いことが起こります。
タイトルにもなっている「優しい言葉」は、自分自身も心に余裕が持てるようになるし、相手のことも心地良くさせます。自分も言葉遣いや話し方にもっと気をつけようと思いました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
群ようこ
- 感想投稿日 : 2020年11月11日
- 読了日 : 2020年11月11日
- 本棚登録日 : 2020年11月11日
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