黒猫が表紙絵を飾ってますが本編第2巻には実質的に登場してませんでした。4pのおまけ4コマがありましたけど。さて今回は原作第1巻のクライマックスである桐乃の趣味が親バレするところから開始。いきなりセリフなしに口論する桐乃と父親なんだが原作であまり詳しく何を言ったか書いてないカラなんでしょうかね。この辺は絵的には描いてみたいと思う気持ちはわかるので原作者から少し味付けして欲しかったかなぁ。結果やや迫力不足。まあ背景がやや白いのもそんな印象を与える要因でした。
作画はほんと頑張ってます。描線の1本1本が丁寧に描かれてて気持ちが入ってることを感じます。ただ、世間の目はどうなんでしょうなぁ。背景が白い(自分も言ってたw)とか小説版のイラストと違うとかいろいろ言われたりしてないか心配。アニメの動画担当じゃないんだから原作のストーリーや登場人物の雰囲気が合ってれば、ラノベのイラストに無理に合わせることはないと思う少数派ですが、原作第2巻スタートを機に少し絵柄を修正されました。ベタに似せてきたわけじゃないんですが何かあったんでしょうね。まぁ人気がもっと出るならなんでもいいんですけど。
ともかく原作第2巻めにあたる本巻の後半は新キャラ紹介みたいな導入展開。もっと、いけださくらさん自身が感じたように好きに書いてくれることに期待したいのですが、多方面で売り出し中の人気作品だし、適当に原作をなぞるか、冒険展開させるのかと言えば前者なんでしょうね。
漫画としての巧さはまだまだな感はありますが個人的にはかなり応援してます。この絵が好きなので。
- 感想投稿日 : 2010年8月28日
- 読了日 : 2010年8月28日
- 本棚登録日 : 2010年8月28日
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