無職の三十路前男が祖父の介護をする日々。
心情として祖父に感情移入するところ、拒絶するところなど、筋トレで鍛えられた肉体以外は社会的弱者の語り手の複雑な意識の流れが非常によく浮彫にされており、非常に純文学らしい純文学だと言える。「火花」人気だけど「火花」の10倍はうまいし5倍は面白い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説・エッセイ
- 感想投稿日 : 2015年9月6日
- 読了日 : 2015年9月6日
- 本棚登録日 : 2015年9月6日
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