▼あらすじ
憧れのオーストリア史を学びに、ウィーンに留学した春希。
その生活は苦しく、食費を削って研究に没頭するあまり、資料収集に訪れた屋敷で倒れてしまう。
主である侯爵・クラウスは失態に怒ることなく、春希にパトロンとしての支援を申し出てくれた。
初めは戸惑っていた春希も、彼の嘘のない優しさに負けて頼ることに。身分の差はありながら、二人は良い友人関係を築いていた。
ふとした時に触れる彼の体温に、鼓動が高鳴ることもあるけれど、これは単なるスキンシップ。
そう思っていた春希に、クラウスは愛情ではなく欲情で接しているのだと忠告されて……。
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美しいタイトルと絵柄に惹かれて購入。
でも何かイマイチ。読み終わってもうーん…って感じですっきりしません。
侯爵、パトロン、貴族、紳士などなど…自分の好きな萌え要素がギュッと詰まってはいたのですが、ちょっと期待していたのと違ったというか。或いは期待し過ぎていたのかも。
前半は楽しく読めていたし、割と萌えた部分もあったのですが物語が進むに連れて春希(受)にイライラしてしまう部分が多々あって。
特にえぇー…って思ったのがテオドールの件で春希にあんな酷い事をしたのに後日談みたい感じでパパッと片付けられてしまいこれでは不完全燃焼もいいとこです。
これでクラウスが直々にテオドールの元に出向き、きっちり懲らしめるような描写があればスカッと出来たのでまだ良かったかもしれませんが何か雑だなぁ…って感じです。
最後は駆け足で終わってしまった印象が強いのでそこも気になりました。
期待していただけに心の底から面白いと思えなくて残念。
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- 感想投稿日 : 2013年11月22日
- 読了日 : 2013年11月22日
- 本棚登録日 : 2013年11月20日
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