BARBARITIES Ⅰ (ビーボーイコミックスデラックス)

著者 :
  • リブレ出版 (2015年6月10日発売)
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本棚登録 : 736
感想 : 22
4

▼あらすじ
昔々の遠いどこかの異国。
国の宝である司法卿に届いた脅迫状への対応策として、アダム子爵が警護に任命された。
だがこの子爵、老若男女の全てを虜にしてしまうようなとんでもない色男。
その色男が司法卿の甥である超堅物のジョエルに本気の恋をしたから大変なことに…!?

真逆な二人のハラハラする恋の駆け引きを中心に、他国の次期国王と従者達の気になる面々を携えて、話題の異国ロマンが遂に登場。
大幅加筆&ショート描き下ろし付き!!

***

鈴木ツタ先生の作品を読むのは「この世異聞」以来です。
私は髭キャラが苦手(受けなら尚更)なので最初は完全にスルーしていたのですが、ひょんな事から試し読みをしてみた結果、何となく面白そうだったので期待を込めて1、2巻セットで買ってみました。

ジョエル(髭の方)に関しては、思ってたより抵抗はなかったですね。
ただ、元々髭属性がないのでそこまで萌えは出来なかったんですが、普通に可愛いなとは思いました。(^^)
アダムに関してはオンとオフの差が激しく、所謂残念なイケメンって感じで面白かったです。
ツタ先生は長髪キャラ描くのお上手ですよね。
色気があって、素敵だと思いました。(中身は本当に残念ですが…笑)

ただ…、これは私のおつむの問題もあるかと思うのですが、ストーリーが思ってたよりも難しく、一回だけさらっと読んだ今の時点では話の内容を大まか程度にしか理解出来なかったです(笑)
宗教絡みのストーリーなので、こういう歴史的分野のお話が得意な人は話の内容がすらすら頭に入って来るのでしょうが、私はところどころで「?」となってしまって、細かい部分を完全に理解する事が出来ませんでした…‎(笑)

それと、私的にはアダムがそこまでジョエルに執着する理由がよく分からないかなあ…。
正直、ジョエルってそんなに魅力的か?と思ってしまって。(私の好みの問題ではなく)
アダムがジョエルに惚れるのも割と最初の段階だし、アダム自体、ああいう性格の男だからイマイチ本気度が伝わって来なくて恋愛の部分はうーん…って感じでした。
個人的にはアダムがジョエルに惹かれるのはもう少し後の方が良かった気がするんですが、あとがきを読むと1巻で完結させるつもりだったみたいですし、それを聞くとアダムがジョエルに即惚れたのも納得かな、と。

あ、脇CPはとても良かったです。
受け?の方がなかなか癖がありそうな感じで、今後の展開に大きく関わってきそうな予感がしました。
まさかあの二人がそういう関係だとは思ってなかったので吃驚しましたが、組み合わせは最高に良いですね。
従者の過去も興味深かったですし、一見弱そうで強いキャラって最高にツボなので、
個人的にはこっちのCPの方が気になるかも…(笑)

メインCPはまだキス止まり&すれ違いで終わってしまっている1巻でしたが、2巻で少しは進展するのかな?とりあえずアダムの格好いいシーンと、脇CPのエロシーンがもっと見られるといいなあ(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 整理済み(漫画)
感想投稿日 : 2018年2月3日
読了日 : 2017年12月13日
本棚登録日 : 2017年10月21日

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