深紅の背徳 (ラヴァーズ文庫 57)

著者 :
  • 竹書房 (2008年5月24日発売)
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本棚登録 : 278
感想 : 32
3

逃亡者×神父という設定で、人々が祈りを捧げる教会内でそれはもう
何度もエッチをしています。
背徳感はしっかり出せているのですが気になった点が二つあって、
その内の一つは神父である真人の吸血症という病気の事。
この病気が全然活かされていない、本当にオマケみたいな薄い設定で
吸血症にする意味があったのかな?と疑問に思ってしまうほど。

もう一つは奈義との関係で、結局最後まで恋人なのかどうか
ハッキリしなかった事が少し引っ掛かりました。
まぁ、二人の態度を見ればお互い好意を持ってる事は明らかなんでしょうが
それにしたって奈義がどうしてあんなに真人に
執着したのか理由が分からず、少し説明不足な感じ。

でも個人的には古閑が好きなので、彼との絡みがあったのは嬉しかったです。
結局、古閑ともしっかり関係を持ってしまう、という部分は意見が分かれそうなところですが…。
あとがきで作者が古閑が出所したら3人で仲良く暮らして欲しいと
書いてあったのでその通りになれば良いな、と思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 整理済み(小説)
感想投稿日 : 2013年10月7日
読了日 : 2013年10月7日
本棚登録日 : 2013年6月17日

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