▼あらすじ
悠太は伯父の秋文さんのことが好き。
でも、秋文さんは悠太の父親のことが好き。
二番以下の自分にこんなにしてくれるなら、叶うはずのないオレの想いは成就しているんだ。
それでもくやしいんだよ――…
伯父×甥っ子の表題作の他、オメガバース作品を含む珠玉の短篇集。
描き下ろし大量の40P!
***
『背徳BL』に収録されていた『かげふみの恋』が
個人的に物凄くツボだった為、表題作目当てで購入しました。
短編集なので表題作も含めどのお話も短いのですが、どれもそれなりに上手く纏まっていると思います。
テーマはバラバラなんですが、唯一共通しているのはどのお話も落ち着いた雰囲気だということ。
読後感が悪いお話は一つもないのですが、決して明るい感じではなく、静謐で、どこか陰のある感じが非常に魅力的だと思いました。
特に表題作はそんな特徴が顕著に現れており、短いながらもしっかりと背徳感が感じられてドキドキ出来るお話でした。
全体を通して読むと決してテンションが上がる作品ではないのですが、一つ一つのストーリーがきちんと楽しめる作品なのと、描き下ろしとカバー裏がとても良かったので個人的には満足です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
BLコミック
- 感想投稿日 : 2017年3月14日
- 読了日 : 2017年3月14日
- 本棚登録日 : 2017年3月2日
みんなの感想をみる