株式会社アメリカの日本解体計画

著者 :
  • 株式会社経営科学出版 (2021年1月1日発売)
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アメリカを動かしているのは政治家ではない。ウォール街だ。だからこの本のタイトルはアメリカ合衆国ではなく、株式会社アメリカなのである。
ゴールドマン・サックスなど金融会社の幹部が政治的ポジションを得ることによって自分たちのいいような法律を作り、企業が儲け放題になっている。そのような企業が資本増大のため「今だけ金だけ自分だけ」で動いている。
日本のメディアは個人の言動、例えば、トランプが〇〇と言った。などに焦点を当てている。しかし、実際に世界が動くニュースは個人の言動ではなく
、お金の流れ。人事の配置。これらをよく見ることによって世界が見えてくる。
アメリカでは企業の幹部が政治的ポジションを得ていると言ったがこれはアメリカに限らず日本でも起きていることだ。日本企業の幹部が政治的ポジションにつき法律を変えるのは百歩譲って目を瞑っても良いが、なんと外資系企業がそれを今現在行っている!つまり、外国企業が日本の富を搾り取るため日本に参入しやすくするために法律を変えていっている。
例えば,郵政民営化が一つの例だ.ゆうちょ銀行には日本国民の膨大な貯蓄がある.国有企業であったため海外投資ができていなかった.これに目を付けたゴールドマンサックスの幹部が日本の政治家に,民営化しろと伝え郵政は民営化することになった..民営企業になったこにによって,今ゆうちょ銀行は膨大な金額の海外投資を行っている.リーマンショックのような株価暴落が起きれば日本が混乱するのは必然的だろう.
しかし、日本のメディアはこのことを報道しない。「報道しない自由」が強すぎるため、日本人は実際に何が起こっているのか理解できていない。そのため、これから必要なスキルはニュースを鵜呑みにしないこと。一度疑ってみること。

最近はNISAがはやっており日本国民はたくさんのアメリカ株を買っているだろう.購入者の大多数は投資信託の中赤みを見ていない.もしかしたら,詐欺のような商品を交わされているのかもしれない.一度自分が買っている商品のパッケージを読んでみるのがいいかもしれない.

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年12月2日
読了日 : 2021年12月30日
本棚登録日 : 2021年10月16日

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