柚木草平シリーズ第○弾(不明)。
今回から、フリーライターとしての柚木の
担当編集者が妙齢の女性に代わる。
この生意気な女性編集者との間が
進みそうで進まなくてやきもきさせられる(^ ^;
これがまた良い(^ ^;
今回の犯人は、かなりひねくれている。
そのため、警察も草平も翻弄されて、
真実を見誤ったりする。
本当は、ミステリなのであまり内容については
書かないのが礼儀かとは思います。
が、後書きによると、単行本初刊行時には
本のオビで犯人が分かってしまったという
不可思議なエピソードがあるそうで(^ ^;
さすがに当人も文句を言ったら、編集が
「この本はトリックがどうとか犯人が誰とか
そんなつまらないことで勝負する本ではない」
という迷言を吐いたそうで(^ ^;
こうなると、はたしてミステリと読んでよいのやら(^ ^;
初期の作品と比べると、だいぶ文章もこなれていて
読みやすくなっていると思いました。
ただ、まだ所々読点が気持ち悪く感じましたが...(^ ^;
内容的には、ここしばらく「本当にハードボイルド」
寄りだった草平氏の、初期作品のような
「だらしなさ」が随所に見られて
私は好きでした(^ ^
さて、新人編集者とのロマンスや、いかに(^ ^
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2014年9月7日
- 読了日 : 2014年9月2日
- 本棚登録日 : 2014年8月29日
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