元国税調査官の著者が、税金と脱税を軸に歴史を語る本書。
前半、というか全15章のうち9章までは、同著者の「お金の流れでわかる世界の歴史」と重複するトピックだった。
ほぼ同じ文章が続くのもあり、同著を読んでいる場合は退屈に感じるかもしれない。
10章〜15章は、近代の事例を解説しながら、国際的な税制がどういった形になってきたかを解説し、更にそれを逃れる企業や、各国の思惑などが語られており、非常に面白く読めた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年11月18日
- 読了日 : 2022年11月18日
- 本棚登録日 : 2022年9月2日
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