ひかりごけ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1964年1月28日発売)
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本棚登録 : 1071
感想 : 101
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どれも昭和二十年代発表の作品で、特に表題作以外は男くさい印象。腕っぷしの強さに意味があった時代の人たちが登場する。でも、個人というより世界の話なんだと思う。

「ひかりごけ」は特にだけれど、存在のありようを当事者が制御できない様がずっしりと描かれる。全力で戦ってもどうにもできない、でも逃げ出してもどうでもいいことにならない息苦しさ。普段はあまり考えたくない。

船長さんは無罪でいいと思うのだけれど、これって意見が分かれるのだろうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本 - 小説/物語
感想投稿日 : 2014年4月22日
読了日 : 2014年4月22日
本棚登録日 : 2014年4月22日

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