森を抜ける道 (ハヤカワ・ミステリ 1600)

  • 早川書房 (1993年9月1日発売)
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本棚登録 : 34
感想 : 7
4

なかなかと頭を使わされる構成。ドラマ同様わかりやすくないがその分面白いともいえる。

読書体験の中でかなりたびたびシンクロニシティを経験しているが今回は三つ巴パターンだったので記録しておこう、本のレビューではないけれど。

まず朝日新聞社の世界名画の旅3を今読んでいる。この巻の最初の画家がホイッスラー、コラムで音楽のジャポニズムについてのあれこれが、ここで『ミカド』というオペラが1885年にロンドンで初演されたと知ったばかり。次にたまたま読み始めたこの『森を抜ける道』p216作中人物が参加しているアマチュアオペラ協会の演目が『ミカド』
そして昨夜NCISシリーズ6第20話をみてから本の続きを読み始めたらp232「いつの間にかミカドのいちばん有名な歌をハミングしていた。わが壮大な目的を(中略)罪にふさわしい罰をくわえてやる 罪にふさわしい罰を…」驚いて観たばかりのNCISを再確認、開始29分くらいでダッキーのセリフ(字幕)パランパランとハミングしたあとで「罪に見合った罰を与えよ、オペレッタだ」と助手のパーマーに言っていた。その時はもちろん何のことかわかってなかったが。これってかなりビックリ度の大きい偶然の一致といえるのでは。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年12月15日
読了日 : 2019年12月15日
本棚登録日 : 2019年12月10日

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