出だしの美しい描写が印象的で、比喩表現も独特で美しい。ただ読み進めていくうちに、最初の期待が薄れていった。途中のエピソード、最後のあたりはもう少し掘り下げてほしかった。そのあたりが足りなかったせいか、なんとなくグダグダになっているような・・・
準主人公ともいう魔術師のキャラにもあまり魅力を感じず、感情移入もできなかった。
他の外国産ファンタジーより、コンパクトで、壮大さは皆無。でも子供向けってわけでもない、妙な感じ。
さんざん書いたが、魅力はあるので、他のものも読んでみたい。
この物語の後日譚「ふたつの心臓」(巻末に)の方が、面白く読めた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2011年10月6日
- 読了日 : 2011年10月1日
- 本棚登録日 : 2011年10月6日
みんなの感想をみる