2013年1月初版
能町みね子著
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いろいろな雑誌の読者を”人格”として捉え、面白おかしくシニカルに、しかし的確に描いた装苑人気連載の書籍化本。
さすがという、切り込み方で。
よく見てるなあという感心の一言です。
ちゃんと読んだことのない雑誌もたくさん出てきたんだけど、
それも、この本を読んだことを持って改めて
読まねばという感じです。
やっぱり雑誌はセグメントされた人の”欲の写し鏡”で
媒体価値としての存在としてとらえておしまい、ということでなく文化的な側面からもちゃんと読んでいかないと、脳が細るなと思いましたし、そこには”編集”というすさまじく宇宙な特殊能力となによりも偏愛が詰まっているなと、嬉しくなったわけです。
オススメの一冊。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
culture
- 感想投稿日 : 2014年8月20日
- 読了日 : 2014年8月20日
- 本棚登録日 : 2014年8月20日
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