企画者は3度たくらむ

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2015年2月1日発売)
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感想 : 19

 「その企画、ちゃんとたくらんでる?」という問いかけ
からはじまる本書。企画書をつくることが目的化してして
しまい、肝心の企画そのものは、おろそかになってません
か?という著者の問いかけである。企画は現状を理想に
かえるための手段であり、現状の問題点を解決するための
ものではないという。
 「たくらむ」とは、常識ではないことを考えるこや
予想や期待を良い意味で裏切り飛び越えること。そして
十分にたくらまれた企画は世界を前進させる推進力に
なるという。
 たしかに有用な企画は必要。でも、パワポを使いこ
なして自己満足し、またその企画書をありがたがって
受け取る有象無象がいてもいんじゃね。世の中、有益
なものだけじゃ疲れますよ~。有害なものは、ない方
がいいけど、無益なものはすこしくらいなら、緩衝材
としてあってもいんじゃね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社会科学・経済・経営管理
感想投稿日 : 2015年5月24日
読了日 : 2015年5月24日
本棚登録日 : 2015年4月5日

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