王妃の館 下 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2004年6月18日発売)
3.57
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本棚登録 : 2158
感想 : 200
5

まだ終わりでもないのにこの展開は!
て、自分が話に慣れてなくてヨミが浅いからか???(^^;
コメディ調だと思ってたら。

歴史って出来事の集合と思うと単なる膨大な情報でしかない。
けど、連続した時間、どう流れたかがわかるとすごくよくわかるし深いし興味もわく。
普通に考えて、時間ははしょれないから、時間が過ぎたということはその中に意義の重さの差こそあれ何かが満タンに詰まっている。
この話の信憑性というか史実はどうなのか、調べちゃったし(笑)

終盤だから当然っちゃ当然だけど、こんなに詰め込んじゃっていいのかよ!(笑)
ちょっとだけ欲を言うなら、深い話にできそうなのもあるから、もう1巻あってもよかったんじゃ、ていう(笑)

本人がそれでいいと言っても、やっぱ片思いは端から見て辛いから、自分はハッピーエンドではないかなぁ(^^;
人なんだから、愛されることを放棄しろってのは人であることを放棄しろに聞こえちゃう。
もちろん、八方美人みたいのは問題だけど(笑)
ま、恋愛観は人それぞれだから、これは自分の場合って感じかな。

うるうる(泣)

むむ、この最後の方の「平和とは」の文章は深い。
言っていることはわかるがすぐには消化ができないから時間をかけよう(^^)
平和は手に入れるだけでは済まない。
維持するもの。
維持するためには守るために戦うことも必要である。
というのが私の考え方。
少しシンクロしているような気もする。
とにかく戦うことを否定するというのは虫が良すぎる。

好きな歌の1つ(^^)
「生まれたからには生きてやる」(ブルーハーツ「ロクデナシ」)

やはり最後は赤入れになった(笑)
あ、私が感心したとこにね(^^)
「人生で」の下りとか。

そう!
「ひとりひとりが」、それが薄れている。

負け組であることに少し矜りを感じた(^^)
「誇り」ではないよ!

とても良かった(^^)

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 小説等
感想投稿日 : 2015年6月4日
本棚登録日 : 2015年5月22日

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