逆説を逆説で補完したらイチ、という考え方もありますよ
衝動を理念で補完したならそれは全能感というやつではないだろうか
学生運動家のなかには、全能感に酔いしれて無茶をした人もあったかもしれない
そういったものに対する批判者として、虚無の観念が浮かび上がってくるのだが
実際的な暴力・権力に対して、観念は太刀打ちできない
無力な批判者の「傲慢さ」に、主人公は怒る
そして・・・
まったく救いのない小説です
しかもこれは、長い戦いの始まりにすぎない
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- 感想投稿日 : 2010年11月21日
- 本棚登録日 : 2010年11月21日
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