天才の勉強術 (新潮選書)

著者 :
  • 新潮社 (1994年6月17日発売)
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本棚登録 : 209
感想 : 23
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 天才と呼ばれる人たちがどのように学んでいたのか、凡人である私に少しでも真似できることはないかと読んでみました。
 こちらの本で取り上げられ天才と呼ばれる人たちがどのように勉強していたのか、それぞれの章で印象に残ったところを忘れないように簡単にメモしておきます。

モーツァルト:
アメリカの哲学者エマソンの「真に独創的な人間のみが他人から借りることを知っている」にという言葉に当てはまる模倣の天才であったようです。模倣を恐れることはやめましょう。

ダーウィン:
両手にカブトムシを捕まえた状態で、更にもう一匹口を使い捕まえようとしたエピソードから分かるように子どものような好奇心を持ち続けていました。また凡人はなにも感じないような身近な場面でも、興味の対象を見つける観察力に優れていたようです。

ナポレオン:
圧倒的な読書量の加えて、内容の要約や感想を記した克明な読書ノートを作っていたようです。これは是非とも真似したいです。

チャーチル:
著者が考えられた、子どもになぜ勉強するのか?と聞かれた際の回答が素晴らしかったので、将来拝借させていただきます。
「花の名前ひとつ覚えても人生は豊かになる」
チャーチルは子どもの時には勉強する楽しさを見出せなかったようです。

平賀源内:
「なんでも屋」を強みとして、一つの分野に収斂する力ではなく、広い世界へ及ぶ力の価値を信じた結果、極めて広い分野で様々な功績を残すに至ったようです。

 他、ゲーテ、ニュートン、ピカソのエピソードが書かれておりました。
 天才と呼ばれる人たちに共通するのは、自分の好きなこと、得意なことを夢中でやっているということでしょうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2022年11月7日
読了日 : 2022年11月6日
本棚登録日 : 2022年11月6日

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