それをお金で買いますか――市場主義の限界

  • 早川書房 (2012年5月16日発売)
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コンサートの行列に割り込むために人を雇いお金を払う
生徒が読書をしたらインセンティブを払う

色々な実例をきっかけに、市場主義の広がりが公共の善を「腐敗」させるという問題を投げかけている。

お金のないひとがコンサートを見れない、裕福な人が有利になってしまう、という不平等の問題だけで片付けられない、もう一つの問題。

経済学の専門書を読んでいなくても、高校生くらいで分かる文章で書かれているので、爆発的に流行ったわけもわかった。

考えを深めるためには、経済学と倫理学の重なる境目をひもといて行かないといけないだろう。

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感想投稿日 : 2015年7月2日
本棚登録日 : 2015年6月19日

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