押見修造士の新作発見!
ハピネスを数巻読んで以来。
第一巻。終始登場人物の表情メインで、よく分からなくもあり、どういう話なのかというワクワクもあり。
結構闇が深そうな進行ですが、いや本当にどういう話なのか分かりません。
綺麗だけど過保護で、少し異常な状態の母親?でも主人公はそれに洗脳されすぎてるわけでも無い?普通のクラスメート?ありがちな親戚。
高校生の時、惡の華を宗教的に受け取ってしまったファンとして、同じようにハマりそうな、日常の中の暗い暗い恐怖へうまく引きずり込まれてしまうような感覚で読みました。
あまりまだ押見先生の作品を多く読めていないのですが、こういう起伏の少ない描写の仕方が一冊の間続くのは珍しいのでは?どうなのかな?ひたすら気味が悪くて良い。この万人受けしなさそうなシンとしたいやな寒気のする生々しい表現が本当に好きです。
分かりにくいとされそうなのと、あと惡の華同様気持ちを飲まれそうな恐怖から星3と迷い。
でも、こういう分かり易いとは言えないけど絶妙な描写を、売れるためにやめることがないよう…今回はレンタルでしたが、買いたいなあ。でも怖いなぁ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年10月22日
- 読了日 : 2019年10月22日
- 本棚登録日 : 2019年10月22日
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