名門高校の生徒会長を、2年生ながらに努める侑士は、”完璧”な「王子様」と賞賛される、憧れの的。
生徒会副会長の瑛をはじめとする個性的なメンバーに支えられ、日常であり・非日常の学園生活を、メンタル面を中心に描かれています。
1巻は、「孤独」を抱える凪と、彼のために何かしてあげたいと考える侑士が中心。
素晴らしく繊細で、淡く柔らかな美しいイラストを描かれる、小田切ほたるさんのボーイズラブ漫画を初めて購入いたしました。
「裏僕」を読んで、矛盾や設定の甘さに首を傾げていたのですが、この作品はそういうこともなく、とにかく凄く良いです!
言葉に拘りがあるほたるさんらしい、良さがたくさん溢れていて、メンタル面に響く作品が好きな方にはオススメです。
漢字のや言葉に込められた意味の選び方がすごく綺麗で、イラストだけでなく作風にも惹きこまれます。
物語はすんなりと楽しめますが、2巻を併せて考えると、1巻は侑士と言う存在の位置づけやこれからの出来事への伏線かな、と感じます。
凪への想いは限りなく友情だと思うので、侑士が攻め!という方には、瑛との意味ありげな会話は難しいかもしれません。
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カテゴリ:
ボーイズラブ
- 感想投稿日 : 2008年10月10日
- 本棚登録日 : 2008年10月10日
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