しかし、いろいろしらべてみると、みんなひじょうに個性的とおもっているけれど、精神の奥の院でおこなわれている儀式は、あんがいおなじようなものがおおいのである。おなじようなくふうをして、おなじような失敗をしている
意識的なので、本書はかなりの分量に平仮名が使われています。個人差があるとは思いながらも、少し読むのに力が入りました。漢字を多用してくれた方が、一度見ただけでその意味を把握できる点、言葉の境界がわかりやすい点、で良いのかと思いました。
これも漢字仮名交じり文化にたくさん触れてきた慣れかもしれません。初めから平仮名オンパレードで生活していたら、このような文体であったとしても、抵抗なく読めたと思います。いっそのこと漢字がなければ、それはそれで種々の変換が不要になるので、楽だったかもしれません。
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- 感想投稿日 : 2019年4月1日
- 読了日 : 2019年4月1日
- 本棚登録日 : 2019年4月1日
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